Novell® eDirectoryTM 8.8では、優先度同期を通じて、重要なデータに加えられた変更を即座に同期できます。優先度同期は、通常の同期処理よりも優先されます。優先度同期の詳細については、『eDirectory 8.8管理ガイド』を参照してください。
[エージェント環境設定]にある[エージェント同期]ページで、アウトバンドおよびインバウンドの優先度同期を有効または無効にすることができます。また、アウトバウンド優先度同期に使用するスレッドの数を調整したり、優先度同期のキューサイズを指定することもできます。
データに加えられた変更をserver1とserver2の間で同期する必要がある場合、アウトバウンドという用語は、server1からserver2に送信される同期処理を意味します。アウトバウンド優先度同期は、有効または無効に設定できます。サーバに対してこのオプションを無効にすると、そのサーバで重要なデータに加えられた変更が、優先度同期によって他のサーバと同期されなくなります。ただし、変更されたデータは、通常の同期処理によって同期されます。アウトバウンド優先度同期はデフォルトで有効になっています。
優先度同期のスレッド数として有効な値は次のとおりです。
1(最小値)以上
32(最大値)まで
デフォルト値は4です。システムリソースに応じて、適切な値を指定できます。
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